
今回から「競技かるたの始め方」と題して、競技かるたを始めるのに必要な、最低限の知識、ルールなどを一緒に学んでいこうと思います。競技かるたに興味を持ったはいいものの、まず最初に何をすればいいの?どこにいけばかるたができるの?などといった、競技かるたをこれから始める人のための助けになれば幸いです!
さて、第一回目は見学について。やはり、何か新しく物事を始めようと思ったら、まず最初にそれがどんなものか、見学をしてみるのが一番ですよね。まさに、百聞は一見に如かず。そこで、今回はどこにいけば競技かるたが見学できるのか、そして、見学の際に注意することは何か、というようなことを解説していきます。
目次
競技かるたはどこで見学できるの?
基本的には各かるた会の練習会を見学する
競技かるたをしている初段以上の人は、全員”かるた会”という会に所属しています。そして、競技かるたの見学をしようと思ったら、そのかるた会が主催している練習会に足を運ぶ、というのが基本の形になってきます。
では、その練習会はどこで行われているのかというと、これは各かるた会の詳細が全日本かるた協会のホームページに書かれていろので、そちらを参考にしてください。
全日本かるた協会→http://www.karuta.or.jp/
上記のリンクから全日本かるた協会のホームページにアクセスし、右側の”目次”から、”かるた会紹介”をクリック。すると、かるた会一覧が出るので、お近くのかるた会を探してみてください!
学校の部活やサークルで活動している場合も
上記のかるた会に登録していなくても、学校の部活動として、競技かるたを行っているところもあります。もし、自分の学校で競技かるたをしている部活やサークルがあれば、そこを訪ねてみるのもひとつの手。
場合によれば、その学校に所属していなくても、練習会に参加することができることも。特に大学のサークル活動であれば、大学外からの参加者も多いような気がします。
見学の際に気を付けること
練習会の日時もわかり、場所もそこまで離れていないのであれば早速見学へレッツゴー!…と、その前に、見学について気を付けてほしいことが数点あります。見学の際は、これから挙げる注意点を守った上で、各練習会に足を運んでください。
見学の前には必ず連絡をする
これは、常識ではありますが、練習会を見学する際には、必ず事前に連絡しましょう。連絡については、名前を名乗ることはもちろん、それに加えて自分の学年や、競技歴の有無(全くの初心者です、あるいは、競技は未経験ですが、決まり字は覚えていますなど)も伝えると、受け入れる方としても、やりやすいです。場合によっては、初心者の練習日と有段者の練習日を分けている場合もあるので、それらの確認も含めて、見学の前には必ず連絡をしましょう!
見学の際は物音を立てない
見学の際は物音を立てないようにしましょう。競技かるたは、音をすごく大事にする競技なので、わずかな音であっても競技者は集中を乱されます。「そんなこと分かっているよ!」という声も聞こえてきそうですが、未経験者の方が思っている以上に、競技者の方は物音に敏感です。座りなおすときに服がこすれる音なんかでも、ものすごく気になります。
なので、初めて競技かるたを見学する人は、歌が読まれ始めたら、全く微動だにしない、というぐらいの意識を持って見学してください。
あ、でも、競技者が素振りをしたり、手を挙げている時などは、多少物音を立てても大丈夫です。あくまでも”多少”ね! 友達と一緒に見学とかにいって、おしゃべりするとかはなしで!
それと、携帯を持ってる人は電源を切っておいてください。マナーモードでもだめです。バイブ音が気になっちゃうので。バイブ音も全くならないサイレントモードとかなら、たぶん大丈夫だと思うけど、念のため電源切っておく方がいいかと思います。
次回からは練習会に「参加」する
ここまで見学についての方法と注意点について話してきましたが、いかがだったでしょうか? 実際に競技かるたを見てみると、思った以上に激しいスポーツなんだと実感できると思います。
さて、見学が終わった次回以降は、いよいよ練習に参加してみましょう。会によっては構え方と払い方を一通り教わった後は、即実戦というパターンもあります。
そう言われると次回以降練習会に行くのが億劫になるかもしれないけど…そこは大丈夫! かるたはルールと決まり字さえ分かってしまえば初心者でも試合をすることが出来るのです。
そこで、次回からはルールと決まり字についての解説をしていきます。
私は、ルールや決まり字よりも先に、競技かるたの雰囲気を味わってもらうことの方が大切だと考えたので、今回この見学についての記事を一番最初に持ってきましたが、意欲のある人は、先にルールや決まり字をある程度覚えてから、見学に行くのもありだと思います。というか、かるた始めることが自分の中でもう決まってる人は、むしろそっちの方がいいぐらいですね。
そうすることで、見学で得られる内容も大きく変わってくるので、意欲的な方は、ぜひこの先の記事を先に読んでから、見学に行ってみてねー