ペアリング

 競技かるたを始めたての頃に、誰もが一度はつまずくのが共札。お手付きはするし、聞きわけようと札の上で待っていたら、相手に下からかっさらわれるし、どうしたらいいんだ!

 

 そのようなお悩みを持つ方々のために、今回は共札をうまく取るコツについてまとめてみました。

 

 これらのコツを意識することによって、共札を迷うことなく取れること間違いなし! では、早速、共札攻略のコツを紹介していこう。

 

 

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共札攻略のコツ①:基本は敵陣にある札だけ覚える

 まず、コツの第一としては、敵陣にある札だけを覚える、というものです。例えば敵陣に「ありあ」、自陣に「ありま」があった場合は、自陣の「ありま」は覚えずに、敵陣の「ありあ」だけを覚えます。そうすることによって、少なくとも敵陣にある札が「ありあ」か「ありま」どっちだっけ? と迷うことはなくなりますよね。

 

 ここで大事なポイントは、本当に敵陣しか覚えないこと。なぜかというと、自陣は覚えようとしなくても自然と覚えていることが多いからです。そんな状況で、たとえ敵陣をしっかり覚えたとしても、自陣まで暗記を回そうものなら、知らないうちに自陣の札を覚えすぎてしまうことになりかねません。すると、最終的に脳が混乱して、うまく共札が取れなくなってしまいます。

 

 もちろん、慣れてきて敵陣と自陣のバランスがうまく取れるようになったら、自陣に意識を向けても大丈夫です。でも、特にまだ暗記に慣れていない人は、とりあえず敵陣の共札だけを狙う方が、最終的に効率がいい取りにつながるので、まずは敵陣の共札だけを取るよう意識してみましょう。

 

共札攻略のコツ②:自陣は「じゃない」で取る

 じゃあ、自陣の共札は諦めろということか!? そんなことは嫌だ!! という私みたいな欲張りな方もいらっしゃるかと思います笑 そういう方は自陣の札は「じゃない」で取るとうまくいくかもしれません。

 

 「じゃない」で取るとはどういうことか。例えば、先程と同様、敵陣に「ありあ」、自陣に「ありま」という状況で考えると、まずコツ①に従って、敵陣の「ありあ」だけ覚えます。これは共札取るための前提条件です。で、肝心の自陣はどうするかというと、「ありあじゃなかったら、自陣に戻る」という手の動きを覚えるのです。

 

 ここでのポイントは、暗記に「ありま」という言葉をできるだけ入れないところにあります。「ありま」という言葉で覚えるのではなく、言葉で覚えるのは「ありあ」だけで、違えば自陣の定位置にある「ありま」に戻る。こう覚えることで、脳の混乱を防ぎ、無理なく自陣の共札もとれるようになります。

 

共札攻略のコツ③:送る方の共札、残す方の共札を決めておく

 コツの3つ目としては、共札のなかで送る札、残す札を決めておく、ということ。これはどういうことかというと、「ありあ」「ありま」両方が自陣に来た時は、「ありあ」を送る、という風にあらかじめ決めておくってことですね。

 

 私も全部決まっていて、二枚札でいうと、「うら」「つき」「しら」「もも」「ゆう」を送ると決めています。これは、ある程度やっていると自然に決まっていくものではあるけど、毎回直感的に決めている人は、意識して同じ札を送るようにしてみましょう。

 

 こうやって毎回送る札を決めておくことのメリットとして、同じような状況が再現されやすくなるので、暗記がスムーズにいく、という点があげられる。

 

 つまり、共札が両方自陣に来たとき、もしくは最初から自分が送りたい札、残したい札の通りに札が分かれていた時に、いつも通りの分かれ方だ、と思えることで、暗記がやりやすくなります。ちょうど、定位置を何回も並べてると、自陣の札が格段に覚えやすくなるのに近いですね。

 

 逆にデメリットが、上記メリットの逆になります。つまり、相手が共札を分けたり、最初から自分の送りたい札、残したい札が逆にある場合、いつもと違う状況なので、少しやりにくく感じます。

 

 とはいっても、もしやりたい共札の配置と逆になったとしても、「いつもと逆」という風に単純化して覚えることができるので、デメリットの方はあまり感じないですね。

 

 具体的に言うと、敵陣に「うら」「つき」「しの」があるという状況で、私の場合だと「うとつ、はいつも通り、しは逆」みたいな風に覚えることで、混乱が少なくなります。ぜひ、お試しあれ。

 

共札攻略のコツ④:共札を意識して練習を積む

 最後のコツは、共札を意識して何度も練習する! 基本にして王道ですね。

 

 これは何事にも共通することですが、何かをうまくなりたかったら、自分が今何をできていないのか、それができるようになるために何が必要か、その辺を意識して練習すれば必ずうまくいきます。もちろん、練習のうちに随時修正は必要です。

 

 例えば、自分は今共札が取れなくて困っているけど、それは果たして本当に共札が原因なのか。共札を取るタイミングで当たりがどっちか分からなくなるのなら、それは共札を練習するべきだが、もし、タイミングが早すぎてお手付きをしたりするなら、それは別のところに問題があるのかもしれない。

 

 こんな感じで、自分のできないことを明確にして、それを一つずつ潰していく、というのが競技かるたが強くなる秘訣ともいえます。

 

まとめ

 さて、共札攻略のコツについて書いてきましたが、いかがでしたか? 最後は共札の話を飛び越して、競技かるた全体の話になりましたが、この辺についてはまた改めて記事を書こうかと思います。

 

 基本的な共札についての考え方は今回の記事で十分ですが、応用的な取り方についてもいつか解説していきたいと思っているので、そのときをぜひお楽しみに!